脳と体感と

「脳は体感に比べると遅い」とは彼の弁。

多くの男性は論理性や目的論的会話を重視しやすく
それが下手をすると屁理屈にもなるのですが
それは反論に臆せず言えば
脳優位なわけです。

残念ながら
多くの男性は体感や感覚には繋がりづらい
それは多分、男性の体感覚は基本的に快樂としか結びついていないからではないかと
推測しています。

女性は毎月の生理という
気分の変化を伴う方もいるし
腹痛や腰痛ももれなくついてくる
否が応でもネガティブな体感覚と結びつくことになります。

そんな経験をしているのですから
もっと自分の体感覚に開けても良いのですが
そこには
「女は感情的だから」
という、周囲のやっかみ(と思っています)が入り
歴史的に気配りを要請されてきた女性は
自分の殻を閉じやすいのです。

パートナーは
自分の脳優位性にNOを突きつけ
いちいち体感覚に落とし込むような作業をしてきたそうです。

そこには
彼の優しさゆえの悲しみも影を落としているのですが
元々が論理性の人なので
感情的になることはなく
体感覚優位さは、溢れる感情とは別物なのだと気づきます。

私は元々、感情的でそこに流されかねない部分があるのですが
パートナーの存在が(決して何も言わないが)
自分の制御となり、感情に流されるのではなく豊かさとなっているのが面白い。

そして逆に私の感情の豊かさが
彼への刺激になりその心をも豊かにしている

まさにWin-Winなわけなのです。

自分たちの例は
些細な一つの例に過ぎません。
百組あれば
百通りの謳歌の仕方があるわけですが、
それがWin-Winになっているのか
もう一度見直してみても良いのかもしれませんね。